こんにちは、とのさき司法書士事務所の外崎です。
相続登記についてご相談を受ける中で、よく聞かれるのがこの質問です。
「どれくらいで手続きが終わりますか?」
相続登記にはいくつかのステップがあり、ご自身で行うか、専門家に依頼するかによってもかかる期間が変わってきます。ここでは、手続きの流れと、それぞれの目安期間をわかりやすく解説します。
相続登記の基本的な流れ
- 1. 相続人の確定(戸籍の収集)
被相続人の出生から死亡までの戸籍をすべて揃える必要があります。 - 2. 相続財産の確認
登記簿謄本や固定資産評価証明書を取得して不動産情報を確認します。 - 3. 遺産分割協議と協議書作成
相続人全員で話し合い、内容を文書化します。 - 4. 登記申請書など必要書類の作成
登記内容に応じて登記申請書を作成し、添付書類を整理します。 - 5. 法務局への登記申請
申請後、2週間程度で完了するのが一般的です。
全体でどれくらいかかるの?
相続登記にかかる期間は、手続きの内容や準備状況によって大きく異なります。司法書士に依頼すれば早いと思われがちですが、実はそう単純ではありません。
たとえば、戸籍をすべて司法書士が取り寄せる場合、役所からの郵送に時間がかかるため、数週間〜数ヶ月かかることもあります。
一方で、ご自身で戸籍などを揃えたうえで、登記だけを司法書士に依頼する場合は、非常にスピーディーに進められます。
当事務所の「お手軽サポートプラン」のように、戸籍をお客様側で一部ご用意いただく方式であれば、依頼から2週間以内に完了することも珍しくありません。
手続き方法 | 目安期間 |
---|---|
ご自身ですべて行う場合 | 1ヶ月〜3ヶ月以上 |
司法書士に戸籍取得から依頼 | 1ヶ月〜2ヶ月以上 |
戸籍を一部準備してから依頼 | 最短2週間以内 |
実際、「自分でやってみようと思ったけど、やっぱり途中で不安になった」「戸籍は揃えたけど、書類作成と登記だけ任せたい」という方も多くいらっしゃいます。
早く済ませたいなら?
最も早く・確実に相続登記を終わらせたい方には、「戸籍は自分で取得 → 登記は司法書士に依頼」という流れがおすすめです。
当事務所では、お客様の状況に応じて柔軟にプランを組み立てています。ご希望の範囲だけご依頼いただくことも可能です。
「早く終わらせたい」「できるところまでは自分でやりたい」といったご要望も、お気軽にご相談ください。
義務化にも注意が必要
2024年4月から、相続登記は義務化されました。
相続で不動産を取得したことを知ってから3年以内に登記をしないと、10万円以下の過料が科される可能性があります。
過去の相続にも適用されるため、「昔のまま放置している不動産がある」という方は早めの確認をおすすめします。
まとめ
- 相続登記には段階的なステップがあり、期間はケースによって大きく異なる
- すべて自分でやると数ヶ月かかることもあるが、部分的に司法書士を活用すればスピードアップ可能
- 登記義務化により、早めの対応が求められる時代に
📩 お客様の状況や希望に応じた最適な方法をご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。