こんにちは!「とのさき司法書士事務所」の代表の外崎です。
今回は、相続登記について基本からわかりやすく解説していきます。
「親が亡くなったけど、何から手をつければいいか全然わからない…」
そんな不安を感じていませんか?
初めて相続に向き合う方にとって、手続きはとても複雑に思えるかもしれません。このブログでは、そんな疑問や不安を解消するお手伝いをします。
相続登記とは?
相続登記とは、亡くなった方(被相続人)が所有していた不動産の名義を、相続人の名義に変更する手続きのことです。
この手続きを怠ると、不動産の売却や融資を受けることができなくなるだけでなく、次の相続で手続きがさらに複雑になるなどのデメリットがあります。
また、令和6年4月から相続登記は義務化されていますので、放置すると罰則を受けるおそれもあります。
適切な登記を行うことで、不動産の利用や管理がスムーズになります。
相続登記が必要なケース
たとえば、次のようなケースでは相続登記が必要になります:
- 親が不動産を所有したまま亡くなった
- 遺産分割協議で「誰が不動産を引き継ぐか」が決まった
- 遺言書で名義変更の指示がされている
放置すると不動産を利用できないだけでなく、相続人間でのトラブルに発展する可能性もあります。早めに手続きを進めましょう。
相続登記の流れ
相続登記は、主に以下の手順で進めます。
- 相続人の確定: 被相続人の戸籍を収集して確認します。
- 遺産内容の確認: 不動産の登記事項証明書や評価証明書を準備します。
- 遺産分割協議書の作成: 相続人間で協議し、内容を文書化します。
- 登記申請: 必要書類を法務局へ提出します。
注意点と専門家の活用
相続登記では、書類の不備や手続きの遅れがトラブルを招くことがあります。そのため、不安を感じている方は、専門家である司法書士に相談するのがおすすめです。
司法書士に依頼することで、手続きがスムーズに進み、安心して相続手続きを終えることができます。
まとめ
相続登記は、早めの手続きが重要です。手続きを怠ると、不動産の売却や活用ができなくなるだけでなく、相続人間でトラブルが生じる可能性があります。
さらに、長期間放置すると、法定相続人の数が増え、手続きが複雑化してしまうことも。
例えば、親名義の不動産を放置していたために、次の世代で相続人が10人以上に増えてしまい、全員の同意を得るのに大変な時間と労力がかかったケースもあります。
こうしたリスクを避けるためにも、早期の相続登記が必要です。
「うちの場合はどうなんだろう?」と感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。